ここ最近の、事業仕分け以外の「なんにもしない政府」ぶりは、末期の自民政権
と似ている。
特に法務大臣の「jこれだけ覚えとけばいい」発言は、パーティだから
といって、問題だ。もうひとつ、仙石の「自衛隊は暴力装置」は、自衛隊で来賓が
「現民主党より自民の方が良い」という発言から来ている。
埼玉の来賓は、自民支持者だからこう発言したのだろうが、自衛隊施設内では
中立的立場の自衛隊に対し、法的に問題があるとした防衛庁大臣に沿って
仙石は発言したのだろう。確かに見ようによっては、一般市民と違い
武器を持つ自衛隊も警察も暴力装置といえなくもない。
内部の不祥事のときは特にそうだ。
だが、歴史上の自衛隊発足の経緯からいったら、そうかもしれんが
地震などの災害時に、真っ先に活躍するのも自衛隊だ。
戦争を起こさないこと、これを最大の誇りとして自衛隊員がいることも事実だ。
むしろ、シビリアンコントロールを正しく導くことが重要だ。
アフガンの医療チーム派遣も、ウイキリークスの暴露映像を見れば
今できることでは、優れた手法だ。
一方で民主党は、武器輸出3原則を緩和させようとしている。
武器輸出煮による軍需産業の拡大は、平和を希求する憲法の精神に反する。
何より、その武器がどこに流れて、幼い命を奪わないといえる。
APECと同時期、広島で「ノーベル平和賞の集い」が開かれていた。
これも日本にとっては重要な意義を持つ。
政府は、道義的責任の重さを痛感し、目先の利益より明日の人類の命に対し
責任を果たしてゆけ。