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遅すぎる対応

遅すぎる対応

先日、久しぶりに友人の銀行OBの誕生会かねて、古くからの不動産関係者
の仲間と共に居酒屋で飲んだ。
OBと私は比較的自由に時間を作れるので、午後6時から
いきなり芋焼酎でくだまき八兵衛になり、後で二人が別々に合流してきた。
OBは、実家が福島の相馬市で親族が車ごと津波に流されてしまっていた。
少し落ち着いたので現地にいってきたのだが、状態はそのままだった。
彼は支店長を何回もやってきた人物なので、非常に現実的な考え方をする。
国はいまだに政治ごっこをやっている状態だが、
彼曰く、国を待っていても埒があかないから、自治会や組長が業者に頼んで
ガンガン、ガレキを撤去させ、請求書を自治体に上げて仮払いしてもらえればよい
という発想だ。政府は、ガレキは当然撤去しなくては先に進まないから認めている
という論理だ。
確かに一理あると私は答えた。方法論的には、実際の費用を請求するのだから
より正確だろう。問題は自治体に金がないことだ。
被災県の知事は、国会に乗り込んで、今の状態を訴えたほうが良い。
それとも、また住民が声を上げるまで待つつもりか。
被災県の住民も、周辺の住民も、安全に暮らす権利がある。自治体の基本だろう。
それに加え、義援金配分さえ遅々として進まない。
こんな体たらくな仕事では、住民があんまりだ。
政府は緊急時には、今の法律を大幅に時限立法措置で緩和させなくてはならない。
財源でごたついている間に、避難生活の疲労でなくなる人もいる。
まず、原発プルサーマル維持の天下り団体から3兆円を出させる。
あとは国債で良い。政治家の意地の張り合いなんて国民生活には
なーんーーにも関係ない。なんでNGOや多くの企業が率先して出来て
肝心の国会が機能しないのか理解に苦しむ。
当たり前のことだが、予算をスピーディに通し実行する。
それが今、政争より国民が一番求めていることを
政府はしっかり自覚し行動してもらいたい。
by forceyoshi | 2011-06-10 06:13 | 生活
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