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内部被曝は、足し算だ。

内部被曝は足し算だ。

最近は、ネットやツイッターのおかげで、ただ監督官庁発表をダダ漏れ発表する
御用メディアなど信じず、個人でも計測して事実を把握する懸命な国民が多いことは
不幸中の幸いだ。
これを後追いする形で、メディアや地方自治体がやっと動く。
海外メディアが報じるように、嘆かわしいがこれが日本の実態だ。

で、今問題の内部被曝だが、以前記事に書いたとおり外部被爆とは桁違いで
危険だという認識を持っべきだ。
アメリカの疫学データによれば、原発周辺は異常にがんの発生率が多い。
これは別に、今回の事故のように漏れてないところでのデータだ。
これに関する本もあるので、調べてみて欲しい。
アメリカ統計専門家J・マーティン・グールド著作「低線量内部被曝の驚異」緑風出版。

さて、国際基準年間1ミリシーベルトは、毎時に換算すると365日÷24時間となる。
すると、約0.11マイクロシーベルトとなる。つまりこれを基準とすべきだ。
人間は移動しているからいつも一定の被曝はしないが、ここで水素爆発時に
関東周辺に飛来して、どれだけ浴びて吸い込んだかが問題となる。
今、日本では100台以上の内部被曝計測器がある。
残念ながら、ガンマ線は計測可能だが、アルファー、ベータ線は計測できない。
類推するしかないのが現状だ。

我々国民ができることは、これ以上なるべく自分の内部線量を上げないようにすることだ。
セシウム、ストロンチウムなどは体内に蓄積し、その間ずっと放射線を出し続けて
遺伝子をずっと傷つけまくる。その間に内部被爆するとさらに足し算で蓄積する。
当初は人の免疫能力が修復するが、やがて追いつかなくなり癌となる。
今度海水浴の基準と飲料水の基準が逆転し矛盾をきたしているが、
これは役所仕事の典型で原発前の基準だからだ。原発前は、飲料水基準10ベクレルだ。
それから、類推し当然ながら汚染食品や汚染飲料水は、一時の気分に任せて飲まないことだ。
なぜなら、体内被曝の有効な治療法はないからだ。
体内被爆は足し算、これを忘れないで欲しい。
by forceyoshi | 2011-06-25 02:14 | 生活
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