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汚染牛肉の流通

汚染牛肉の流通

福島原発近くの相馬市から出荷された、牛肉がセシウム汚染され
流通にのり、9都道府県に販売、既に消費者の口に入ってしまった。
これは、食べた消費者が内部被爆したことを指す。
原発事故の深刻さが、またひとつ増えてしまった。
風評被害は、こうして自らが作り出してしまっているのが現実だ。
どうしてこういうことになったか。
まずひとつに、外に高濃度汚染された藁を、牛に食べさせたこと。
これを自覚してやったなら問題だ。
次に、外部被爆してないからと、実際は内部被爆した牛を市場に出したこと。
しかも、サンプル検査なので、チェック体制はずさんだ。
既に製品化された食品が、こういう形で見つかると流通にのってるからと
安心できないことになる。
以前、福島県沖でとれた魚を、千葉県で水揚げしようとした問題があった。
これも一旦流通に乗ってしまえば「千葉県産」になってしまう。
牛をホールカウンターに載せることはできないので、実際は初期
解体時に肉を調査する必要がある。それも全頭検査でなければ意味がない。
過去、狂牛病の時も全頭検査をした。今回は、東北、関東の牛を全頭検査しない限り
消費者はとても安心できない。
実は、こうした懸念は当然加工食品まで及ぶ。
放射性物質は、体内に取り入れないのが一番だ。だが、我々消費者は
自身で測定器を持って、いちいち計測するわけにもいかない。
そこで、監督官庁は検査を実施、パスしたものには証明書を発行するしかない。
特に東北、関東産の、牛肉、野菜、魚、お茶、お米だ。
次にスーパー、外食産業などは独自に仕入れた食品に対し測定し直す。
それでOKなら店に表示する。これで終わりではない。
保険所は、ここ1年抜き打ち検査をして、安全を確認する。
これくらいやって、やっと消費者が考えてみるかということになる。
もちろん、元凶である東電が生産農家に対し直ちに保証することは
言うまでもない。
by forceyoshi | 2011-07-13 19:01 | 生活
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