物事の順序
物事には順序というものがある。免許も無いのにいきなり路上で
運転するのは危険だ。免許を取ってから運転する。
政府は、20キロ圏内の非難区域を解除したが、除染が先だ。
でないと、安心して子供と暮らせはしない。
先日、代々木公園で6万人規模の大規模な原発反対集会があった。
道路にもあふれるくらいな盛況さだったが、これを報じたメディアは少ない。
だが、ネットでは当然のごとく知れ渡っている。
この、原発対応の怒りは氷山の一角でしかない。
調査機関は、保安院、電力会社、経済産業省のなれあいが、こうした事故を招いたとして
枝野経済産業大臣も厳しく対処するといった。
今後に期待したい。
福島の人を思うなら、この先汚泥処理もできないハイリスクの原発をミックスジュースならぬ
ミックスエネルギーにしようとする神経が全く理解できない。
曖昧なことは止めろというのが、この前の抗議行動だ。
又、電力料金にエネ庁の天下り機関の分が2000億以上、上乗せしたこともわかった。
ことごとく馬鹿にした話しだ。
今後は、厳しく政府管理化で徹底検証して国会の承認を得て
電気料金を決めるべきだ。
今、南相馬では市の住民が自ら危険な除染活動を行っている。
本来なら東電職員と国の行政機関の仕事だ。
これは政府率先してやる仕事だ。
汚泥処理も、前回も書いたとおり自治体のキャパは、いっぱいいっぱいだ。
これも遅れれば遅れるほど、収拾がつかなくなる。
無人島か埋立地か日本列島のどこに持っていくか、早く結論を出すべきだ。
これらすべてと、原発収束がみえてはじめて復興のステップができる。
増税論議もそうだが、まずやるべきことをやるというのが
物事の順序だ。逆はダメだ。