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TPPの本質

TPPの本質

TPPとは、自由貿易協定のことで、お互い関税を取っ払って自由に
貿易しようという意味だ。
これ事態は一見、何の問題も無いように見える。
だが、我々は資本主義の世界で生きている。
資本主義では資本力のあるところが勝つようになっている。
だから、保護したいものには高い関税をかけてきた。
輸出産業の場合、関税が取り払われればより安く物が売れる。
現在円高の車、家電、カメラなどの輸出産業はアップアップだから
経団連を通して政府に圧力をかけて、早く参加しろという。
だが、農業などの1次産業は海外から安い農産物が入ると
一気に崩壊するといわれている。
一方アメリカ産などのカルフォルニア米は、育てるのに必要な水が少ないので
生産量が限られているという意見もある。
農業に関していえばJAという巨大組織はあるが、農家自体はほとんどが個人農家で、
フランスや、アメリカのように巨大農場は育っていない。
昔は、米の生産高がその地方の豊かさを現していた。
加賀100万石などは、その例だ。
私は、自身の会社のサイトでも米を扱っているが、日本の米は世界一うまいと思っている。
海外でも米を食べているからこその感想だ。
私は、友人が丹精込めておいしい米を作ろうとしている努力も知っている。
安全性に人一倍気を使っているのを知っている。
まだ日本の米は、減反政策で逆に輸出するほど強くない。
が、中国にコシヒカリを売った実績もある。
サントリーのワインが世界1になったこともある。オンリーワンのものを作れば
十分通用できる要素もあるのだ。、
自由貿易であるからこそ、均等な貿易体制になるまで日本の農業を強くしなくてはならない。
それには、まだぜんぜん準備ができていないのが、日本の現状だ。
隣の韓国では批准しているが、肉などの畜産、農業はもちろん車の基準も大幅な見直しを
要求されている。資本力の大きいところが、常に勝つのが資本主義だからだ。、
既に超党派で、多くの国会議員がTPPに反対している。
最低限の食料を確保しないで、世界的な異常気象や海外の人口増加から国民を守れるのか。
海外から食料輸入がストップしたらどうするのだ。
他のあらゆる物が先物などの投機の材料にされている事実は、より不安定要素があるということだ。
自民の議員がTPPでプラスがあるなら説明せよと言っていたが、当然だ。
プラスとマイナス、各国の状況を判断する材料を国民に出し、それから判断すればよい。
by forceyoshi | 2011-11-09 18:31 | 経済
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