本当の美しい国とは、1
美しいという言葉は抽象的な言葉だ。
人によって美的感覚が違うから、何を持って美しいというのか
人それぞれだろう。
後期の抽象画のピカソを見て美しいというのか、
青の時代のピカソを見て美しいというのか、まあ国というくらいだから
行政機関と国土を指すのか。美しい行政機関など
聞いたことが無いから、国土を指すのだろう。
戦前、戦後日本は、大きく工業に依存しこの国の河川を荒らしてきた。
そのツケが水俣病などの公害である。
行政機関は政治、企業と美しいトライアングルを形成し、もちろん皮肉だが血液製剤
建築偽装、株操作、アスベスト問題と山の様な困った人災を引き起こしている。
だからこの国を美しくしようと思ったら、政治家、行政機関は己の私欲を捨て
美しい河川や森、美しい都市づくりを考えねばならない。
実際は、一部の心無い人間の醜い所為で自然も、都市も、人心までも
現在の荒れようは今までの政治、経済の結果だからだ。