タミフル
インフルエンザ治療薬タミフルの副作用により、事故が
22件起きていることを厚生労働省が発表した。
当初からタミフルには服用による異常行動によるとびおり等が
指摘されていた。そもそも、インフルエンザウイルスは人間の英知を
ものともせず、年々進化を遂げて抗生物質に対する耐性を強めてきた。
今回の鳥インフルエンザは、既に東南アジアで人間にも感染し上陸も
間もないだろうと危惧されていた。
それで、唯一つ効くであろう「タミフル」世界争奪戦が報道により過熱したのが1年前だ。
で、厚生労働省は備蓄に勤めたわけだが、ふたを開けてみると8割が日本で購入されていた。
つまり2割しか世界の国では購入してないことになる。
そして服用による副作用に当初は因果関係はないとしていたが、その間も死亡事故を含む
事故が続いていた。全体に比べて事故件数が少ないから放置していたわけだ。
だが、人命に関して本来統計で比較すること自体が間違っている。
統計上は一人の事故でも、その家族にとってはそれは全てで、代用のきかないものだからだ。
この経緯を見ると、薬害エイズの事件を思い出す。薬メーカー、斡旋する教授、服用被害者の
構図だ。今回も製造メーカーロシュ,販売元内外製薬、厚生労働省認可において導入を示唆した
内外製薬から1,000万の研究費をもらっていた大学教授。もし因果関係がないのなら
販売元から研究費をもらう必要は無かろう。
新たに、厚生労働省は因果関係について遅くなったが、白紙に戻し再調査を行うとした。
備蓄といっても薬には消費期限がある。今回の事件の因果関係を個別に検証し
問題があれば、すぐに情報公開し再購入を考えるべきだろう。
又、現状では充分な注意喚起が十代に限らず必要だろう。