値上げをとめろ2.そのからくり
原油高騰から端を発した値上げラッシュ。ここでもっと分析してみよう。
原油高騰の主な原因のひとつは今後の中国やインドの需要増としている。
しかしインドはともかく中国は一人っ子政策で、今後日本より急激に少子化に向かう。
世界的にも車メーカーは、燃料電池車などエコカー開発にしのぎを削っている。
イラク戦争の影響もあるが基本的にアラブ諸国は増産体制だ。
しかも、オイルサンドは280年分あるといわれ、それまでに代価えエネルギー化は
人類が存続していれば、できるだろう。
で、本当の原因は先物投機で、失敗したサブプライムローンから
多額のファンドなどの投資マネーが原油や穀物に流れていることだ。
つまり人為的ということだ。これは明らかに生産価格から乖離しているバブルだから
どこかの国で政治介入すれば本当は、崩壊する。
二重課税のガソリン税を一時的廃止すれば、流通が安定化することはこの前述べたとおりだ。
そこで、他の値上げ品目で明らかに便乗と思われるものがある。
先のオイルショック時、トイレットペーパーを生産する製紙メーカーは
その生産過程の教訓から原油から原子力などに変えているはずだ。
もちろん天然ガスを使用するガス会社、タクシーも関係ない。
穀物をバイオ燃料にする小麦に由来する製品だが、
政府には必ずストックがあるから調整が出来るはずだ。
この際減反政策をやめ、一部建設会社がやっているように新しい農業の道も出来る。
こうしてみると、なぜ同時期一斉値上げなのか消費者は、おかしいと思うのが筋だ。
政府と公取は厳しく対応すべきだろう。