汚染米の経路.2
三笠フーズに端を発した汚染米流通は、通常流通経路に流れたので
現在わかっているだけでも、350社以上に及んだ。
一時農水省は、我々国民が食べてしまっているかしれんのに
公表を五月雨式にしか流さなかった。
その機能しない行政と三笠フーズは同罪と言える。
これに業を煮やした福田内閣は、調査を内閣府管轄する事に決めた。
調査は消費者庁担当の野田と第三者機関だ。
これを受けて、農水省は公表せざるを得なくなったわけだ。
無策で終わる福田内閣だが、唯一まともな政策は消費者庁の創設だ。
政権が変わろうと、こんなにも国民や消費者をないがしろにする社会では
横断的な権限を持った消費者を守る組織が必要だ。
一時消費生活センター自体をなくそうとした、とんでもない動きが行政側にあった。
これを覆したのは、福田だ。その点は素直に評価できるが、問題は手足のように動く
協力者に恵まれなかった事だ。
公表された業者には、家族経営的な零細企業の和菓子メーカーや菓子メーカーもある。
彼らもまた悪徳業者と農水省の被害者だ。政府は細かい救済措置が必要だが
同時に一番の被害者は、何も知らないで長年口にしてきた我々国民だ。
当初脳薄い大臣、いや農水大臣は「たいしたことない」と言っていたが基準値の6倍の
メタビドボスを長年摂取してよいわけないだろう。
こういう人でなし閣僚がいるから、国民は政府を信用しなくなるのだ。
毒物は体内で排出されず蓄積され臨界点に達しいつか発病する。
相変わらず総選挙むけに税金使って自民候補者は全国遊説ショーしているが
その前に、自分たちの管轄で福田や消費者庁に「何が協力できるか」
具体的に行動したらどうだ。